パルスサーベイ
入門編
パルスサーベイとは?意味や目的、ソフトバンク等の調査実施事例を徹底解説
August 9, 2023

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こんにちは、ColereのEliです。スポーツも、自分自身と向き合い、成長する素晴らしい機会です!仕事で抱える不安や課題に対する新たなヒントが見つかるかもしれませんね☆

さて、パルスサーベイとは、企業の人事部門が従業員の声を定期的に聞くための手法です。エンゲージメントの注目に併せて、多くの企業で取り入れられていますが、馴染みのない方も多いのではないでしょうか?今回は具体的なパルスサーベイの概要や目的、活用事例についてご紹介します。

パルスサーベイとは?

パルスサーベイとは?

パルスサーベイとは、従業員の意見や気持ちを定期的に聞き取るためのアンケート調査であり、組織内の問題を早期に発見し、改善することが可能です。

パルスサーベイの概要

パルスサーベイの概要

パルスサーベイは、従業員の声を聞くための短いアンケートで、頻繁に実施されることが特徴です。従業員がアンケートの質問項目に回答し、その結果が即時に分析されます。従業員の意見を定期的に聞くことで、組織の健康状態をリアルタイムで把握することができます。パルスサーベイの結果をもとに組織の改善活動に活用します。

パルスサーベイの目的

パルスサーベイの実施目的

パルスサーベイの主な目的は、従業員のエンゲージメントを高めることです。従業員のエンゲージメントが高いと、生産性が向上し、組織のパフォーマンスが向上することが知られています。パルスサーベイは、従業員のエンゲージメント向上施策を検討・実施するための重要な情報源となります。

パルスサーベイの活用シーン例

パルスサーベイの活用シーン例

パルスサーベイは、組織の変革時や大規模プロジェクト実施時など、様々な場面で活用されます。例えば、ソフトバンクは、新しいプロジェクトを実施する際に、パルスサーベイを用いて従業員の意見を聞き取り、プロジェクトの方針を決定しています。また、大手製薬企業では、組織変革の際にパルスサーベイを実施し、従業員の不安や懸念を把握したうえで組織の変革をスムーズに進めています。

参考:なぜ、ソフトバンクの人事本部はゼロからパルスサーベイを開発したのか?

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パルスサーベイとエンゲージメントサーベイの違いとは?

パルスサーベイとエンゲージメントサーベイとの違いとは?

パルスサーベイとエンゲージメントサーベイの違いについて気になっている方も多いかと思いますので、違いについて説明していきます。

パルスサーベイはエンゲージメントサーベイの手法

パルスサーベイはエンゲージメントサーベイの手法

結論として、パルスサーベイはエンゲージメントサーベイの一つの手法です。サーベイの種類は様々ありますが、パルスサーベイはその中でも短期間で実施することが特徴で、質問項目も少なめです。

パルスサーベイとセンサスサーベイの違い

パルスサーベイとセンサスサーベイの違い

パルスサーベイと比較される手法としてセンサスサーベイがあります。これは年1回などの長期的な頻度で実施し、全従業員を対象とした大規模調査です。全体の意見を把握するために実施されます。

パルスサーベイの実施メリット・デメリット

パルスサーベイのメリット・デメリット

パルスサーベイは、従業員の意見や意識を定期的に調査する手法として多くの企業で利用されています。しかし、実施するうえではメリットとデメリットがあるため説明していきます。

パルスサーベイの実施メリット

パルスサーベイの実施メリット

パルスサーベイの実施は、従業員の声を迅速に収集できることが最大のメリットです。また、調査を定期的に行うことで、変化を追跡しやすくなります。従業員の状況を把握することで、経営者やリーダーが適切な対応を取ることができ、企業全体の生産性や業績が向上します。また、従業員が自分の意見を表明する機会を持つことで、コミュニケーションが向上し、組織の一体感が生まれます。

パルスサーベイの実施デメリット

パルスサーベイの実施デメリット

一方、パルスサーベイの実施は、頻繁に調査を行うため、従業員の負担が増える可能性があります。また短い質問が多いため、深い洞察を得るのが難しい場合もあります。更に、実施した調査結果を十分に活用できなかった場合、従業員の意欲が徐々に低下する恐れがあります。調査結果を適切に分析し、施策を検討するためのリソースを確保する必要があります。

パルスサーベイの実施方法・ステップ

パルスサーベイの実施ステップ

パルスサーベイの実施は、企業の組織風土や従業員のエンゲージメントを向上させるために欠かせない手法です。パルスサーベイを効果的に実施するためには、以下のステップに従って進めることが推奨されます。

パルスサーベイの実施ステップ①:実施目的の明確化

パルスサーベイの実施ステップ①

まず、パルスサーベイを実施する目的を明確にしましょう。従業員のエンゲージメントを高めたいのか、組織風土を改善したいのか、調査の目的によって取るべきアプローチが異なります。目的を明確にすることで、後のステップがスムーズに進むでしょう。

パルスサーベイの実施ステップ②:質問項目の作成

パルスサーベイの実施ステップ②

次に、パルスサーベイの質問項目を作成します。質問項目は、実施目的に基づいて設定することが重要です。質問は簡潔かつ明瞭にすることが望ましく、従業員が短時間で回答できるように工夫することが大切です。

パルスサーベイの実施ステップ③:調査実施・回答取得

パルスサーベイの実施ステップ③

パルスサーベイの質問項目ができたら、調査を実施し、回答を取得します。調査を実施する際には、従業員が安心して回答できるよう、匿名性を確保することが重要です。また、回答率を上げるためにも、アンケートの簡潔さや調査期間の設定に注意しましょう。

パルスサーベイの実施ステップ④:調査結果の分析

パルスサーベイの実施ステップ④

パルスサーベイの調査結果が集まったら、分析を行います。結果を見ながら、従業員の意見や感情、職場環境に対する評価を把握しましょう。分析結果をもとに、組織風土や従業員のエンゲージメントの改善ポイントを明確にします。

パルスサーベイの実施ステップ⑤:施策検討

パルスサーベイの実施ステップ⑤

調査結果の分析を元に、組織風土や従業員のエンゲージメントを向上させるための施策を検討します。具体的な施策の内容は、企業の状況や目的に応じて異なりますが、従業員の声を取り入れた取り組みを行うことが重要です。施策を実施した後は、再びパルスサーベイを実施して、効果を確認しましょう。


パルスサーベイの実施企業事例

パルスサーベイの実施企業事例

ここからはパルスサーベイを実施している企業の活用事例を5つご紹介します。

パルスサーベイの実施企業事例①:ソフトバンク

パルスサーベイの実施企業事例①

ソフトバンクでは、上司と部下のコミュニケーションの活性化を目的として、2019年から自社で開発したパルスサーベイを実施しています。質問内容には仕事だけではなく、生活・健康も含めた、従業員の人生の充実を図る項目を取り入れています。パルスサーベイの導入で、職場内のコミュニケーションが活性化し、上司は部下のコンディションを把握しやすくなりました。

参考:なぜ、ソフトバンクの人事本部はゼロからパルスサーベイを開発したのか?

パルスサーベイの実施企業事例②:アディダス

パルスサーベイの実施企業事例②

アディダスでは、「People Pulse」というプログラムを実施しています。小売業であるアディダスでは、店舗に従業員が分散しており、若い年齢層の従業員がコミュニケーション不足になっている点が課題でした。そこで、モバイルかつ5分程度で回答可能な月1回のパルスサーベイを実施し、管理職が即時集計とフィードバックを行う取り組みを始めました。

設問は半年ごとに見直しており、従業員が職場に対し感じている愛着・信頼の度合をスコアリングした「eNPS」に加え、月代わりのテーマを設定しているようです。

参考:欧米におけるパルスサーベイの活用~アディダスとユニリーバの事例から~

パルスサーベイの実施企業事例③:ユニリーバ

パルスサーベイの実施企業事例③

ユニリーバでは、出入り口にデバイスを設置しました。「今日はどうだったか」などの、ごく簡単な設問に対して、従業員のコンディションがポジティブであれば「青」、ネガティブであれば「赤」のボタンを選択するシステムです。従業員のモチベーションの高低をタイムリーに把握し、リーダーシップ会議で対策を検討・実施して、組織の舵取りができるように工夫しています。

参考:欧米におけるパルスサーベイの活用~アディダスとユニリーバの事例から~

パルスサーベイの実施企業事例④:サイバーエージェント

パルスサーベイの実施企業事例④

サイバーエージェントでは、社内で独自に開発したパルスサーベイで、従業員の現状把握に努めています。毎月3つの質問を用意し、その回答で従業員にコンディションを把握しています。

1問目、2問目は固定の質問、3問目はその月に応じて、従業員から回答を得たい質問を役員とすり合わせて設定する方式です。

設問では、従業員の趣味や興味、キャリア志向についても調査しており、自然とタレントマネジメントシステムを構築しているのが特徴です。

参考:サイバーエージェント流「社員がイキイキ働ける会社」のつくりかた。

パルスサーベイの実施企業事例⑤:日清食品ホールディングス

パルスサーベイの実施企業事例⑤

日清食品ホールディングスでは、従業員との細やかなコミュニケーションとフィードバックの充実を目的として、パルスサーベイを導入しました。

月に1度、「仕事の満足度」「人間関係」「健康状態」について3つの質問に回答するだけの、シンプルな調査です。以前は従業員の予期せぬ離職が課題となっていました。しかしパルスサーベイの導入により、従業員とのエンゲージメントが向上し、従業員の悩みや苦しみに気が付けるようになっています。

参考:社員とのエンゲージメント向上を目指す。日清食品HDのPULSE SURVEY活用方法

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パルスサーベイ質問項目の種類

パルスサーベイにおける質問項目の種類

パルスサーベイを実施する際、質問項目の選定は重要です。以下では、パルスサーベイでよく用いられる質問項目の種類を詳しく紹介します。

パルスサーベイ質問項目の種類①:会社ビジョンに関する質問

パルスサーベイにおける質問項目の種類①

1つ目は、会社ビジョンに対する従業員の理解や共感を測る質問項目です。例えば、「会社のビジョンや目標に対してどの程度共感していますか?」といった質問が挙げられます。これによって、従業員のビジョンへの理解・共感度合いを把握できます。

パルスサーベイ質問項目の種類②:業務に関する質問

パルスサーベイにおける質問項目の種類②

2つ目は、業務に対する従業員の意見や満足度を知るための質問項目です。例えば、「現在の業務に対して、どの程度満足していますか?」という質問が挙げられます。これにより、業務の改善点を見つけることができます。

パルスサーベイ質問項目の種類③:従業員満足度に関する質問

パルスサーベイにおける質問項目の種類③

3つ目に、従業員の満足度を測るための質問項目です。例えば、「職場の環境に満足していますか?」といった質問が想定されます。これによって、職場環境全体の改善を図るための情報を得ることができます。

パルスサーベイ質問項目の種類④:メンタルヘルスに関する質問

パルスサーベイにおける質問項目の種類④

最後に、従業員のメンタルヘルスを支えるための質問項目です。例えば、「仕事に対するストレスはありますか?」といった質問が例としてあります。メンタル状況を把握することで、従業員のストレスを軽減するためのサポートを提供できます。

パルスサーベイ実施時の注意点

パルスサーベイ実施時の注意点

パルスサーベイを成功させるためには、様々な注意点があります。以下では、パルスサーベイが失敗する理由や、その対策方法としてのツール活用について詳しく説明します。

パルスサーベイが失敗する理由

パルスサーベイが失敗する理由

パルスサーベイが失敗する主な理由は、従業員の回答率が低い、質問項目が不適切、調査結果の分析が不十分などです。従業員の協力を得るために、匿名性を確保して回答率を向上させ、質問項目を適切に設定して適切な結果を取得しましょう。調査実施後も、結果を適切に分析するリソースを確保することが重要です。

パルスサーベイツール活用がおすすめ

パルスサーベイツール活用がおすすめ

パルスサーベイツールを活用することで、質問項目の設定や回答の収集、結果の分析などが効率的に行えます。また、パルスサーベイツールを利用すれば、自社内省の場合に比べると調査の透明性を保つことができるので、従業員からの信頼を得られます。パルスサーベイの成功のために、ツールの活用を検討することがおすすめです。

パルスサーベイまとめ

パルスサーベイは、従業員の意見や気持ちを定期的に聞き取るためのアンケート調査です。組織の問題を早期に発見し、改善することが目的です。パルスサーベイの活用により、従業員のエンゲージメントを向上させ、組織のパフォーマンスを向上させていきましょう。

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