社内アンケート
入門編
社内アンケートは本音で回答されず意味がない!?従業員の本音が出ない理由と対策を実施方法・質問別に解説
August 3, 2023

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こんにちは、ColereのEliです。学生時代、私はバレーボールやライフセービングを通してチームプレーが大好きになりました。チームとの連携で素晴らしいアウトプットが生まれます!

さて、社内アンケートは、企業の組織風土や従業員の意識を知る上での重要な手段となっています。しかし、実施するたびに「本音での回答が得られない」という悩みを抱える企業も少なくありません。なぜ従業員の本音が回答されないのか、その理由と解決策を詳しく解説いたします。

社内アンケートの目的

社内アンケートのの目的

社内アンケートの目的は、組織内の問題点や課題を把握し、改善策を考える指標として活用することです。質問内容や回答方法は、その実施目的に合わせて設定します。従業員の本音や意見を知ることで、組織の方向性を確認したり、問題の解消を図ったりすることができるのです。

社内アンケート回答の実態

社内アンケート回答の実態

2022年に株式会社識学が実施した「社員満足度調査に対するエンゲージメント調査」の結果をもとに、社内アンケートの回答状況や実態について、以下2点から解説します。

社内アンケートの実態①:本音以外を回答したことがある人の割合

本音以外を回答したことがある人の割合

「あなたは、社員満足度調査の回答に本音以外を書いたことがありますか。」という質問に対して、「ある」と回答したのが33.3%、「少しある」と回答したのが44.3%と、全体の7割以上が本音以外を回答したことがあると分かっています。

社員満足度調査では、従業員の本音の回答を収集しなければ、正確なデータでないため効果が薄れてしまいます。

このような場合は、なぜ本音の回答が得られなかったのか社内で検討し、従業員が本音で回答できる環境を構築することが大切です。

社内アンケートの実態②:本音以外を回答した理由

本音以外を回答した理由

前述したアンケートにおいて、従業員が本音の回答をしなかった理由で一番多かったのが「人に見られていそう」で45.9%、二番目に多かったのが「面倒くさい」で37.3%でした。

この結果から、誰かに見られるリスクから本音で書けない人が多くいることがわかりました。

回答者の本音を収集できなければ、適切な結果を得られずに改善が実施できません。調査する際には、回答内容が第三者に見られないことを従業員に説明し、調査の目的を伝えることが大切です。

社内アンケートが本音で回答されない理由【実施編】

社内アンケートが本音で回答されない理由【実施編】

社内アンケートを実施すると、思いのほか平坦な回答が返ってくることがあります。それは、実施方法やその背景にある問題が影響している可能性が高いです。以下、主な理由を2つ挙げて詳細に解説します。

社内アンケートで本音が回答されない理由①:従業員の心理的安全性が低い

社内アンケートが本音で回答されない理由①【実施編】

従業員の心理的安全性が保たれていない組織では、社内アンケートでも本音を話すことを避ける傾向が見られます。心理的安全性が低いと、従業員は自らの意見や感じたことをオープンにするリスクを感じてしまい、本音での回答を控えることが多くなります。組織文化や上層部の姿勢が、従業員の本音の回答を阻害する大きな要因となることがあるのです。

社内アンケートで本音が回答されない理由②:従業員が意義を感じていない

社内アンケートが本音で回答されない理由②【実施編】

従業員が社内アンケートの実施目的やその後の改善アクションを知らず、意義を感じていない場合、本音で回答するモチベーションが低くなります。過去のアンケート結果に基づいた改善が見られない、またはアンケートの結果が従業員に共有されていない場合、従業員は「回答しても変わらない」という感覚を持ち、正直な回答を避けることが考えられます。

社内アンケートが本音で回答されない理由【質問編】

社内アンケートが本音で回答されない理由【質問編】

質問設計が不適切だと、従業員の本音を正確に把握することが難しくなります。社内アンケートでは、質問作成に多くの注意が必要です。以下、質問作成時の主な課題を2つ挙げ、その詳細を解説します。

社内アンケートが本音で回答されない理由①:バイアスが発生

社内アンケートが本音で回答されない理由①【質問編】

質問設計に問題があると、回答にバイアスが生じる可能性が高まります。例えば、質問の文言が示唆的であったり、選択肢が偏っている場合、従業員は本音とは異なる回答をしてしまうことが考えられます。また、質問の文脈や並び順によっても回答の傾向が変わることが知られています。

社内アンケートが本音で回答されない理由②:回答者負荷が大きい

社内アンケートが本音で回答されない理由②【質問編】

質問数が多すぎる、または質問の内容が複雑で理解しにくい場合、従業員は回答にストレスや疲れを感じることがあります。このような回答者負荷が大きいアンケートは、中途半端な回答や無関心な回答を生むリスクが高まります。従業員がアンケートに真摯に取り組むためには、質問数や内容を適切に設計することが重要です。

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社内アンケートで本音回答を引き出す実施ポイント

社内アンケートで本音回答を引き出す実施ポイント

社内アンケートの実施は、従業員の本音を知るための最も直接的な手段の一つです。しかし、どのように実施するかによって、回答の質や内容が大きく変わることがあります。以下、実施時の注意点やポイントを詳しく解説します。

社内アンケートで本音回答を引き出す実施ポイント①:目的の発信

社内アンケートで本音回答を引き出す実施ポイント①

アンケートの目的を明確にし、それを従業員に伝えることが重要です。アンケートの目的が従業員に伝われば、意義を感じ、真剣に回答する可能性が高まります。また、質問の背景や意図を説明することで、従業員の理解を深め、より具体的な回答を促すことができます。

社内アンケートで本音回答を引き出す実施ポイント②:心理的安全性の担保

社内アンケートで本音回答を引き出す実施ポイント②

従業員が自分の意見を正直に表現するためには、心理的安全性を担保することが不可欠です。「批判的な回答をすると人事評価や人間関係に影響しないか」などの不安が発生してしまうため、調査目的や回答結果の用途などをきちんと明示し、従業員に安心して回答してもらえるように努める必要があります。

社内アンケートで本音回答を引き出す実施ポイント③:回答結果の公表

社内アンケートで本音回答を引き出す実施ポイント③

アンケートの結果を公表することは、従業員のモチベーションを高める要因となります。回答した意見や感想が企業の組織開発や方針決定に役立つと感じれば、次回以降のアンケートにも積極的に参加することが期待できます。ただし、公表する際は個人を特定しない形での共有が重要です。

社内アンケートで本音回答を引き出す質問ポイント

社内アンケートで本音回答を引き出す質問ポイント

質問の設計は、社内アンケートの成果を大きく左右します。質問が不適切であれば、本音を掴み損ねるだけでなく、誤った判断を導くことも。以下で、質問を設計する際の主要なポイントを順に解説していきます。

社内アンケートで本音回答を引き出す質問設計①:分かりやすい質問文

社内アンケートで本音回答を引き出す質問ポイント①

社内アンケートの質問は、従業員が迷わず、かつ正確に回答できるものでなければなりません。専門的な言葉や複雑な文構造を避け、簡潔かつ明瞭に質問内容を伝えることが求められます。また、質問の目的を従業員が正しく理解できるよう、その背景や意図も明示することが効果的です。

社内アンケートで本音回答を引き出す質問設計②:バイアスの除去

社内アンケートで本音回答を引き出す質問ポイント②

質問によっては、答えを誘導するような言い回しや、特定の選択肢を推奨するような形になっていることがあります。このようなバイアスが入った質問は、従業員の本音を歪める恐れがあるため避けるべきです。公正かつ中立的な質問設計を心がけ、答えの偏りを防ぐことが重要です。

社内アンケートで本音回答を引き出す質問設計③:中立的尺度の除去

社内アンケートで本音回答を引き出す質問ポイント③

従業員が自分の意見を遠慮なく表現するためには、中立的と思われる尺度を避けることも一つの方法です。5段階評価の「3:どちらでもない」といった中立的な選択肢があると、本音から逸れた回答が増える可能性があります。選択肢の設定時に中立的なものを排除し、従業員にはっきりとした意見を求めることで、より真摯な回答を引き出すことができます。


社内アンケートで本音が回答されない理由と対策まとめ

社内アンケートでの従業員の本音の回答を得るためには、実施の方法や質問の設計に気をつけることが必要です。心理的安全性の確保、質問のバイアスの除去、目的の明確化など、多岐にわたるポイントを押さえ、効果的なアンケート実施を目指しましょう。


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